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夏 必見!こどもの皮膚症状 感染編|新川崎ふたばクリニック小児科・皮膚科|

夏 必見!こどもの皮膚症状 感染編

                                                                                                                                       

暑くなってきて、プールや外遊びなど、お子さんの肌が露出する機会が増える季節です。それと同時に、こども同士の接触を通じて広がる皮膚のトラブルも多くなります。今回は、夏に特に気をつけたい皮膚の病気についてお話します。

 

〇水いぼ(伝染性軟属腫)

1-5mm(まれに1㎝程度のこともある)程度の肌色~白~淡紅色の発疹、しこり

表面はつやがあり、一見水ぶくれのようにも見える

多くの場合では数個から数十個集まってできている

手足・体等によくみられるが、顔・首・陰部等どこにでもできる

 

〇アタマジラミ

人の頭髪に寄生し、頭皮から血を吸う小さな寄生虫 

2-4mmの少し透けた灰色の細長い3対の足を持つ 約4週間生きる

卵は0.5mm程度の乳白色 頭髪の根元近くにありふけのようにもみえるが指でつまんでも簡単にはとれない

吸血された箇所が痒くなる

 

  ※過去のブログも是非参考にしてみてください → 頭じらみをやっつけろ‼

 

〇とびひ(伝染性膿痂疹)

水ぶくれやびらん、かさぶたが体、腕・足、鼻周囲等全身にみられる

患部を引っ掻くことで数日から10日後に隣接する皮膚や離れた皮膚に症状が広がる

 

〇手足口病

口の中、手のひら、足の裏や甲等に2-3mmの水ぶくれを伴う複数の発疹が出る

膝・肘の外側、おしりに出ることもある

口の中の発疹(口内炎)が痛く水分・食事が摂れなくなることもある

熱も伴うこともある

 

水いぼ アタマジラミ とびひ 手足口病
感染経路 接触感染

(プールの水では感染しないがタオル・浮き輪、ビート板等の共有で感染する可能性あり)

接触感染

(頭髪に直接接触したり、体や頭を寄せ合うことで感染する)

接触感染

(患部に触れたあとで、湿疹や虫刺され部位等に触れることで感染する)

接触感染

飛沫感染

糞口感染(便の中に排泄されたウイルスが手に付着し口の中に入る)

原因 伝染性軟属腫ウイルス

(ポックスウイルスの一種)

アタマジラミという小さな寄生虫 黄色ブドウ球菌

(溶血性レンサ球菌の場合もある)

エンテロウイルス

コクサッキーウイルス

感染を拡大しないための対策 水いぼの部分を衣類・通気性の良いばんそうこうなどで覆う、触らない 集団生活で感染が確認された場合、隣同士で寝る際は布団を離したり頭を交互にして寝たりする。寝具のこまめな洗濯 1日1回以上はシャワーで良く洗浄

ガーゼ・通気性の良いばんそうこうなどで覆い、触らない

感染が確認された場合こまめな消毒(ドアノブ・おもちゃの次亜塩素酸拭き上げ)

こまめな石鹸手洗い(特におむつ交換後、食事前)

予防対策 皮膚の保湿

手洗いの励行

寝具・タオル・帽子・くし等共用しない

毎日の洗髪

皮膚の清潔(皮膚のバリア機能を保つ)

爪は短く切る

虫刺されや湿疹に菌が付着しやすいので治療を早期に行う

手洗いの励行

手洗いの励行

タオル・食器の共有をしない

治療 専用ピンセットでとる、外用薬、内服薬など

(数か月から数年の長い期間をかけて自然経過で治癒)

フェノトリンシャンプー、またはパウダー(市販薬)

毎日シャンプーを行い、目の細かいくしで丁寧に頭髪の根元から梳かす

抗菌薬の外用薬

さらに悪化した場合には内服・点滴による抗菌薬投与が必要になる

対症療法

(通常では1週間程度で自然に回復)

登校・登園

施設によっては水遊び・プールが出来ない場合がある

施設によっては水遊び・プールが出来ない場合がある

登校・登園可能ですが水遊び・プールは治るまで禁止

発熱、下痢、食欲不振などの症状がある場合症状軽快まで自宅で療養する必要あり

 

おうちで症状を判断するのは難しいと思います。

お子さんの肌に「あれ?」と思う症状を見つけたら、ひどくなる前に気軽にご相談ください。

 

新川崎ふたばクリニック 看護師 茨木

 

 

参考:

厚生労働省 手足口病

東京都福祉保健局 アタマジラミってなあに? 

日本小児皮膚科学会 皮膚の学校感染症について

塩野義製薬 こども感染症ナビ

 

院長 志田 洋子
記事監修
院長 志田 洋子

東京女子医科大学東医療センター(現・東京女子医科大学附属足立医療センター) 小児科、松戸市立病院(現・松戸総合医療センター) 新生児科、戸田中央総合病院 小児科、東京女子医科大学東医療センター 小児科

日本小児科学会 小児科専門医、日本小児科学会 認定小児科指導医、感染症学会認定 感染症専門医、日本小児感染症学会 小児感染症認定医、ICD制度協議会 Infection Control doctor

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