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おちんちんのはなし:小さなおちんちん|新川崎ふたばクリニック小児科皮膚科|新川崎駅と鹿島田駅から徒歩1分

おちんちんのはなし:小さなおちんちん

赤ちゃんのおちんちんは小さく見えがちです。下腹部が脂肪でぷっくらしているためにおちんちんが埋没する傾向にあるためです。真のおちんちんの大きさは、下腹部を押さえると触れる恥骨からペニス先端までの伸展長であり、測定には経験が必要です。小さなおちんちん(ミクロペニス)の基準は、ペニス伸展長が乳幼児で2.5㎝、思春期前学童で3.0㎝です。

ペニスの成長は、自らの精巣で作られる男性ホルモンに依存しています。ミクロペニスの多くは男性ホルモンに異常を認めず思春期になれば大きくなりますが、3歳ころから始まる立位排尿が困難な場合や、小さいことを気にする場合には、社会心理的ストレスを生じる可能性があり治療対象になります。欧米では注射による男性ホルモン投与が標準治療として定着しています。

治療目標は、乳幼児では立位排尿に支障ないと考えられる伸展長3.0㎝です。1回の男性ホルモン投与で平均0.5㎝大きくなります。個人差はありますが、ほとんどの人では1-3回の投与で目標を達成できます。治療効果が乏しい場合は、男性ホルモン作用に支障を及ぼす疾患が隠れている可能性があり精査が必要になります。

小さなおちんちんのみならず、子どものおちんちんに関する悩みがあればいつでも相談に応じます。電話で、専門外来(佐藤)をご予約下さい。

 

新川崎ふたばクリニック小児科皮膚科

院長 佐藤清二

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