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子どもとメディアとの関わり|新川崎ふたばクリニック小児科皮膚科|新川崎駅と鹿島田駅から徒歩1分

子どもとメディアとの関わり

スマホ育児という言葉を耳にされたことはありますか?

IT社会の時代、スマートフォン等のメディアの使用は私たちの生活に欠かせないものとなっており、様々な情報を得る手段としてとても便利です。そんな中で子供たちのスマートフォン等の使用が増えてきているように思う方も多いのではないでしょうか。育児の中でスマートフォンやタブレットを使用することをスマホ育児と呼んでいます。ここ数年、子供たちのメディアとの関わりが増えることで生活リズムの乱れ、睡眠不足、発達や視力への影響、ネット依存やネットによるいじめなど様々な影響が問題視されています。

様々な研究や報告の中で

・視力に対しては、スマートフォンの長時間の利用は近視や乱視等の視力障害が成人よりも小児におこりやすい

・睡眠不足や生活リズムの乱れに関しては、テレビ等を利用する時間が長いほど就寝時間が遅くなり睡眠時間が短くなる、朝食の摂取が不十分になる

・発達に関しては、長時間のメディアの視聴により発語の遅れの頻度が高くなる、社会性が低くなる可能性がある

という報告や結果がでています。

また、WHO(世界保健機関)は2019年に小児の健康に関するガイドラインとして、1歳未満のスクリーンタイムは推奨されない、2~4歳のスクリーンタイムは1時間以内と提言しています。

IT社会の中で様々な情報が得られるメディアに触れずに生活をするのは難しい面もあるかと思います。メディアの使用で子供たちの興味や関心がでることが増えたり、知ることが増える面もあると思います。また、子供と一緒にテレビ等をみて、それを会話の道具にすることは絵本の読み聞かせと同様に幼児の語彙力を増やす効果があると言われています。

 

メディアの使用に関して、ご家族の方がどのような危険や影響があるのかを理解し、ご家族との遊ぶ時間、お子様の生活リズム等を大事にしたうえで使用方法に関してはルールを決めたうえで安全に使われることをおすすめします。

参考文献:WHO(世界保健機関) 「子どもの身体活動、睡眠に関するガイドライン」

新川崎ふたばクリニック 看護師 佐藤

 

 

 

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