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こどもの便秘|新川崎ふたばクリニック小児科皮膚科|新川崎駅と鹿島田駅から徒歩1分

こどもの便秘

こどもの便秘について、悩まれる方も多いのではないでしょうか?

便秘で起こること、治療のすすめ方についてお話していきます。

 

<便秘とは>

健康なとき

体の外に出すべき “十分な量” の便を “すっきり出せる” のが正常な状態です。便がお尻の近くまで進むと、脳に信号が送られ「便意」となり、スルッと排泄されます。

便秘のとき

  • 腸の中に便がたまる       ➡ 排便の回数が減る
  • 水分が吸収されて便が固くなる ➡ 便を出すときに痛い、便に血が付く

この2つが起こった状態になります。これが続くと、腸の機能も低下し「便意」を感じにくくなります。毎日排便があっても、痛みがある、すっきりした排便でないときには便秘の可能性があります。

 

<受診のめやす>

・排便が週に3回未満

・便が固い、ウサギやヤギの便のようにコロコロしている

・便に血が付く

・排便時に痛そうにする、泣く

・排便を我慢する

・下着に便が付く

 

このような症状がみられるときは、病院にご相談ください。

 

<とくに注意したい時期>

・離乳食開始後

食事が変わることで便がかたくなりやすいときです。まだタイミング良くいきむことができないことも影響しています。

 

・トイレットトレーニング

排便を我慢できるようになる時期です。一度、固い便が出たときに「うんちは痛い」と認識してしまい、我慢を繰り返すこともしばしばみられます。

 

・幼稚園や保育園入園、小学校入学

朝にゆったりした時間がとれなくなる、学校のトイレでは恥ずかしい、などの理由で日中に排便を我慢することがあります。

 

これらのタイミングでは便秘になりやすいため、注意が必要です。

<治療>

便秘が長引くと悪循環に陥ります。固い便で痛い思いをすると、怖くなり、排便を我慢するようになります。さらに便がたまり、便が固くなっていくため、早めに治療を始めることが大切です。すっきりと痛みのない排便となることで普段の生活を健やかにおくることができます。

 

治療には、規則ただしい生活、バランスのよい食事や運動などの他に、薬を使用する場合があります。多くの場合、便をやわらかくする薬、浣腸や坐薬などのたまった便を出す薬を中心に治療を開始します。一時的によくなったようにみえても再発することがあり、治療には6か月から2~3年の期間が必要になることがあります。排便の状況を確認しながら治療をすすめていくことが大切です。

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