旧ブログ | 中原区武蔵小杉駅の小児科・皮膚科 武蔵小杉森のこどもクリニック

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ビタミンD不足:日光浴と魚食のすすめ

過度の紫外線対策と魚食の減少で、日本の若い女性のほとんどで骨を強くするビタミンDが不足しており、将来の骨そしょう症のリスクが心配されています。 また、ビタミンD不足の母親から生まれる赤ちゃんもビタミンD不足になり易く、歩くころにO脚で気付かれる「くる病」が増加傾向にあります。 ビタミンDには皮膚で日光(紫外線)により合成されるビタミンDと食事から摂取されるビタミンDがあります。生活環境・習慣、人種...

赤ちゃんのむし歯と歯みがき

歯が生えたら歯みがきを始めますが、絵本の時間と同じように楽しい時間になるようにゆったりと行いましょう 😀  むし歯は、ミュータンス菌などの「むし歯の原因となる菌」が歯の表面に付着し、砂糖(しょ糖)があるとネバネバしたグルカンを出してプラーク(歯垢)を形成し、そこで作られる酸が歯を溶かすために生じます。母乳・ミルクに含まれる乳糖、果物に含まれる果糖とむし歯の関連は弱いようです。砂糖を含むジュース、イ...

食べる機能の発達と離乳

離乳食は、食べる(咀嚼運動)機能の発達に沿って段階的に進められます。食べる機能は学習によって獲得されるので、適切な時期に始めることが大切です。  1.離乳前期(口唇で食べる)(5~6か月) 口に入れたさじを舌で押し出そうとする反射(舌抵反射)が消失する時期に離乳を始めます。口の中にさじを入れると、口唇を閉じて舌の上の食物を舌の前後運動で飲み込みます。つぶしたり砕いたりする咀嚼機能はないので、つぶし...

子どもの窒息・誤嚥事故について

  3歳までは飲みこむ力、吐く力が弱く、何でも口に入れるため、窒息・誤嚥事故が多い時期です。 リスクを理解し予防すること、いざという時の対応法を身につけましょう。 呼吸(息をする)と嚥下(飲みこむ)は無意識に行われていますが、実に巧妙な機能です。 空気は鼻腔→咽頭→喉頭→気管→肺へ、食べ物は口腔→咽頭→食道→胃へと移動します。咽頭で両者は交叉しますが、食べ物が通るときには軟口蓋と喉頭蓋が...