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2024年夏 キッズドクター①|新川崎ふたばクリニック小児科皮膚科|新川崎駅と鹿島田駅から徒歩1分

2024年夏 キッズドクター①

 昨年のキッズドクター体験の様子をブログに掲載させていただき、好評をいただいたので、本年度は多くの子どもたちに参加してもらうため日程を増やし、8月3日(土)及び17日(土)の両日開催の運びとなりました。

「キッズドクター体験」は、医師や看護師の仕事を身近に感じてもらい、実際に経験してもらうことで医療や自分の身体に興味を持ってもらう事を目的に企画しています。昨年度とは違い、参加されるお子様の年齢によって一部体験内容を変え、より身近な体験が出来るようにしてみました。

 当日実際にどんな様子で行われたのかを写真と共に紹介しますので、今回参加を見送られた方の参考になりましたら幸いです。写真撮影にご協力をいただいた皆さまにはこの場を借りてお礼申し上げます。

 受付の後キッズドクターの名札を付けていよいよスタートです。患者役は付き添いの保護者の方にお願い致しました。以降呼ばれる時はすべて「〇〇先生」「〇〇ドクター」となり、照れながらも頷く姿が印象的でした。

①内服体験

 小学1年、2年生を対象に8月3日に行いました。

 粉薬は1回量が分かりやすく、持ち運びも便利で、乾燥剤などと一緒に保管していけば保存もできます。解熱剤など余った分を取っておけるので、シロップに比べると汎用性が高い剤型です。粉薬の殆どの薬は甘く飲みやすいのですが、それでも「味が苦手で飲んでくれない。」「粉で咽せてしまう。」といった相談をお請けします。そんな時にご家庭でどんな工夫が出来るかを、実際に飲むお子様達と一緒に考え、内服してもらいました。

粉薬をゼリーなどで覆い食感を変え、薬の味をマスキングする。

・錠剤を潰して粉薬に変える→粉薬を水やジュースで溶いてシロップに変える。

・粉薬を少量の水でふやかして練り、丸薬に変える。

キッズドクターたちはすり鉢で錠剤に見立てたラムネを潰して粉に変えたり、空の注射器で少量のジュースを吸い上げて溶かすのに使用したり、甘い香りのする内服実験室になりました。

 

 

昨年度のアンケートで注射器を使ってみたいという要望が多かったので、シロップを吸う体験に取り入れてみましたが、ご家庭ではスポイトなどをご利用下さい。

 自分の手で工夫してやってみることで「お薬を飲まされる」ではなく「お薬を(自ら)飲む」という意識の変化のきっかけになれば良いなと思います。

 

 

 

②AEDと心臓マッサージ

小学3年~6年生を対象に月17日に行いました。もし街中で倒れている人を見たらどうするか、意識の確認の仕方からスタートし、心臓マッサージ、AEDを使うまでの流れを学びます。デモストレーションの時点から真剣なまなざしで医師や看護師の事を見つめている姿がとても印象的でした。

一番面白かった、勉強になったと言ってくれたキッズドクターもいましたが、疲れた、難しかったという感想も多く頂きました。医療系のドラマなどで心臓マッサージをしているシーンを見かけることもあると思いますが、人を助けるって大変なことなんだ、ということを実感していただいたがゆえの感想だと思います。

またキッズドクターたちの実技がスムーズに進んだ時は、保護者の方にも心臓マッサージに参加してもらいましたが、「リズムを取るのが大変だった。」(アンパンマンマーチのリズムが同じくらいなので部屋ではこの曲を流しましたが、実際の場面でも慣れ親しんだ曲のほうがイメージしやすいと思います。)「意外に力が必要でびっくりしました。」とキッズドクターと同じ感想を口にされていました。

ふたばクリニックからsmileへ移動する時に「あそこにAEDのマークがある‼」と早速発見して教えてくれたキッズドクターもいて、教わったことをすぐに吸収していく姿に感心させられました。

 

 

まだまだ盛り沢山のコンテンツでお送りしたキッズドクター体験。次回ブログでは続きをご紹介いたします。

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