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〒212-0058 神奈川県川崎市幸区鹿島田1-4-3 1階
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赤ちゃんの肌は、大人の半分ほどの厚さしかなく、紫外線の影響を受けやすい状態です。
紫外線を浴びすぎると、将来的な肌トラブル(しみ・しわ・皮膚がんなど)の原因にもなります。夏だけでなく、春や秋、曇りの日でも紫外線は降り注いでいるので、しっかりとした対策が必要になります。
そこで、赤ちゃんの日焼け止めの正しい使い方と選び方をご紹介します。
※赤ちゃんへの日焼け止めの使用は、生後6か月ごろ以降が推奨されています。それより前の月齢のお子様は、帽子や日除けなどで対策をしましょう。
1.赤ちゃんの日焼け止めの選び方
日焼け止めを初めて使う時は、腕の内側等に少量塗って(パッチテスト)、肌トラブルが起きないか確認してから使うとより安心です。
①ノンケミカル(紫外線吸収剤不使用)
・敏感な赤ちゃんの肌には、紫外線吸収剤配合の物よりも、肌への刺激が少ない紫外線散乱材配合のものがおすすめです。
②SPF・PAの値
・SPF20~30/PA++程度
→日常のお出かけには十分な効果です。強すぎる日焼け止めは、肌への負担になってしまうこともあります。
③無香料・無着色・低刺激
・成分表示を確認して、なるべくシンプルでやさしい処方のものを選びましょう。
2.赤ちゃんへの日焼け止めの塗り方
①お出かけの15~30分前に塗る。
日焼け止めの効果を発揮するには、少し時間が必要です。
②少量を手に取り、やさしく広げる。
顔・首・腕・脚など、肌が露出している部分を中心に。
③ムラなく均一に塗る。
ゴシゴシこすらず、優しくなじませるように。
④2~3時間おきに塗りなおす。
汗をかいたり、水遊びをした場合は特に注意してこまめに塗りなおしましょう。
3.使用後はしっかり落とそう
日焼け止めはその日のうちにきちんと落とすことが大切です。
・クレンジング不要タイプならぬるま湯でやさしく洗い流すだけでもOKです。
・落ちにくい場合は、ベビー用の全身ソープやガーゼやコットンで軽くふき取るのも良いです。
4.日焼け止め以外の紫外線対策も忘れずに
・ベビーカーに日除けを作る
・帽子をかぶる
・長袖のUVカットウエアを着せる
・日陰を選んで歩く
赤ちゃんの紫外線対策は、「やさしく・こまめに」がポイントです。正しい日焼け止めの使い方を身に着けて、赤ちゃんの健やかなお肌を守ってあげましょう。
参考:日本小児皮膚科学会 https://jspd.umin.jp/qa/03_uv.html
新川崎ふたばクリニック 看護師 永澤