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受験前の過ごし方|新川崎ふたばクリニック小児科・皮膚科|

受験前の過ごし方

受験前の過ごし方 ― 親子で整える心と体 ―

 

受験が近づくと、子どもだけでなく保護者の方も不安や緊張を感じやすくなります。

 

その気持ちは自然なものですが、家庭の空気は想像以上に子どもに伝わります。保護者が落ち着いて関わることが、子どもの心と体を守る大きな支えになります。

 

健康面で最も大切なのは生活リズムです。夜遅くまで勉強させた方が良いのではと悩まれることもありますが、睡眠不足は集中力や判断力を低下させ、

体調を崩しやすくします。できるだけ同じ時間に寝起きし、朝日を浴び、三食しっかり食べることが、結果的に学習効率を高めます。特に朝食は脳を働かせるために欠かせません。

 

受験期には、腹痛や頭痛、食欲不振、吐き気などの症状を訴えるお子さんが増えます。検査では異常がなくても、緊張や不安が体に影響していることは少なくありません。「甘えているのでは」と感じる前に、心と体のSOSとして受け止め、必要に応じて医療機関へご相談ください。

 

ここで学生のみなさんへ。緊張したり、不安になったりするのは、真剣に頑張っている証拠です。体調が悪い時や気持ちがつらい時は、一人で抱え込まず、家族や先生、大人に伝えてください。休むことは逃げではなく、力を取り戻す大切な時間です。

 

保護者の方は、結果に目を向けすぎず、「ここまで続けてきた努力」を認める声かけを心がけましょう。「大丈夫」「応援しているよ」という言葉が、子どもの安心感につながります。受験はゴールではなく通過点です。親子で心と体を整え、落ち着いて本番を迎えましょう。

受験前チェックリスト(親子で確認) 🙄 

【生活・健康面】

□ 就寝・起床時間が毎日ほぼ同じ

□ 朝食を毎日とれている(量は少なくてもOK)

□ 寝不足が続いていない

□ 風邪症状・腹痛・頭痛を我慢していない

□ 試験当日の起床時間で生活できている

【心の状態】

□ 「眠れない」「不安が強い」などを話せている

□ 最近、表情や口数が極端に減っていない

□ 深呼吸や軽い体操など、気持ちを落ち着ける方法を知っている

【保護者の関わり】

□ 他の子と比べる言葉を控えている

□ 結果より努力を認める声かけができている         

□ 家庭内の雰囲気がピリピリしすぎていない

□ 困ったら医療機関に相談してよいと思えている

「できていない」があれば、整えるチャンスです!

院長 志田 洋子
記事監修
院長 志田 洋子

東京女子医科大学東医療センター(現・東京女子医科大学附属足立医療センター) 小児科、松戸市立病院(現・松戸総合医療センター) 新生児科、戸田中央総合病院 小児科、東京女子医科大学東医療センター 小児科

日本小児科学会 小児科専門医、日本小児科学会 認定小児科指導医、感染症学会認定 感染症専門医、日本小児感染症学会 小児感染症認定医、ICD制度協議会 Infection Control doctor

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